クリープパーマでのクリープ(CREEP)とは「(重圧・熱などで)漸動する,ずれる,変形する,たわむ」と言う意味になります。
パーマの1剤を中間水洗した後、2剤をつけるまでの期間に毛髪内部でズレが起こる現象でこの期間を利用してかけるパーマです。1950年代から知られている方法ではあります。
なぜクリープパーマなのか?
今クリープパーマが美容師の間で注目されているのはクリープ期を利用してパーマをかけるメリットにあります。
★ダメージを最小限に抑えることができる。
パーマのダメージの大きな原因はパーマの1剤による影響が大きくパーマがかかり難いなどの理由で長時間毛髪が薬にさらされますと過度に軟化しすぎ髪のコシやハリが失われます。
またパーマの反応は毛髪のS-S結合を切断(還元)し形をつけて再結合(酸化)されるのですが酸化を十分に行えないと髪のゴワつきや軋みになります。
クリープパーマ緩やかな軟化で行いますのでこれらの傷みの原因となる1剤の放置時間が5分~10分程度になります。
★パーマの持ちが良くなる。
従来のパーマと違い軟化させて曲げるのではなく曲げた髪の形に毛髪内部のタンパク質がズレていくことによってウェーブが作られますので曲がった状態での負荷が少なくウェーブが長持ちします。
★弾力のあるウェーブがつくれる。
クリープパーマは一定の時間蒸す工程を踏みます。いわゆるパンやうどんなどの「ねかし」の工程です。このことによりコシや弾力性が増して粘弾性があがりモチモチとした質感になります。仕上がりのウェーブやカールが巻髪のようにクルんとした感じになります。
★今までかかりづらかったりすぐにパーマが無くなる髪質の方にもキレイなパーマがかかりやすい。
パーマがかかりづらかったりすぐに無くなる方の髪質は毛髪内部が水を含む性質のタンパク質でできているため乾かして水分をとばすと縮んでウェーブがなくなります。
そこでパーマを巻いた状態で余計な薬剤を一旦流し、2剤でしっかり定着させる工程も踏むため今までキレイにパーマが出なかった髪質の方にもしっかりとしたウェーブが作れます。
どんな仕組みなのか?
文章で色々と書いても中々イメージがつかめませんので簡単な図にしてみました。
まだまだ解明されていない部分も多いクリープの反応ですしステラではこう捉えていますということでご了承下さい。
通常のパーマ。下の図のように外側が大きく伸ばされパーマがかかります。先ほども書いたパーマがすぐに取れる髪質はこの大きく伸ばされているのが軟化などによってではなくただ水を含んで大きくなっています。
クリープパーマ。クリープ期を設けることによって毛髪内部の再配置が行われ負荷なくウェーブが求められます。
このように利点が多いのでステラではクリープパーマを取り入れております。
クリープパーマは色々な工程を踏みますので通常のパーマよりややお時間をいただきます。
あらかじめご了承下さい。
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